HA23Vアルトの整備~エンジンオイル漏れの修理

 HA23Vアルトの整備のネタが溜まっていたので続々とアップします
ガレージの床にお漏らしをするようになりましたので
早速これを修理しないとなりませぬ
納車の際には、こんなにエンジンオイルは漏れてなかったですが・・・
おそらくはオイルパンとブロックの間から、主には前方からのオイル漏れのように思います
用意したのはエンジンオイルとエレメントだけです

そう、いかにお金を掛けずにメンテするかです(笑)
まあ、オイルパンだったとすれば、オイル交換+アルファーという感じです
通常のオイル交換のようにドレインでオイルを抜き、エレメントも外します
違うのは、オイルパンを外すという事ですが
ミッションとの間に一枚ガードのような鉄板がM6のネジ2本で止まってます
これを外せば、オイルパンは外せると読んだのですが
ストレーナーが、どうも知恵の輪状態で邪魔をします
仕方なくマフラーも外しました

腰下を見て、ちょっとガッカリです!エンジン汚ねえ~~!
HA23Vアルトは現役販売の頃ですと、おじいちゃんが乗るような車かと思います
世界で一番安い車とも言えますかね?
だからオイルメンテするような人が乗るような車ではないとも言えますけど
このK6Aのエンジンはタイミングチェーンです
ターボ車ではなくても、タイミングベルト車よりもオイル管理はしっかりしないとです
タイミングチェーン車はタイミングベルト車に比べ、ベルト交換がメンテナンスフリーのように思われてます

確かにゴムのタイミングベルトは定期交換する必要性はありますが
タイミングチェーンを交換するとなりますと、もっとやっかいな訳です
自転車で一番メンテが必要なのはチェーンですよね?
タイミングベルトのようには簡単に交換出来ないので、タイミングチェーン車のオイル管理は重要とも言えます

オートマのオイル交換も長距離交換してない車のオイルは交換しない方がいいくらいに言われてます
オイルは人間に例えるなら血液のような物ですので、オイル交換しない方がいい訳がありません
この話は、例えるなら末期ガンの患者にガン治療しないで余生を過ごした方がいいというような
例え話としては適切ではないかも知れませんけど
オイル交換しないで、オートマが壊れるまで、そのまま乗りなさい!という話かと思います

私的見解では、タイミングチェーン車もオートマ車も、メンテせずに寿命になったら車を買い換えなさい!というようにしか思えませんね

余談が長くなりましたが、外したオイルパンになります

このオイルパンからのオイル漏れという予測でオイルパンを外した訳です
オイルしか用意してなかったのは、得意の液体ガスケットでオイル漏れを止めればいいと思ったからですが・・・
あれれ?パッキンのような、ありがちなゴムのガスケットが見当たりません?
このグレーは液体ガスケットでしょ?パッキンないの?状態です

走行距離から見ても、おそらくはオイルパンを外したのは今回が初かと思われますけど?
前回のメンテで、私のように液体ガスケットを使った疑いがありますので
ちょっとググッてみたら、K6Aのオイルパンは液体ガスケット?
つまりはこのグレーの液体ガスケットは新車時からの物

スズキさん!やってくれますね~!私の考えと一致してます(笑)
この液体ガスケットを丁寧に取り除き、新たな液体ガスケットを充填するとなると
その手間はパッキンの方が安いですよ(笑)


いかにメンテナンスよりも車両製作のコストを前提に考えての事かと思います
ただ、私もゴムのパッキンを使っていたとしても、このオイル漏れは液体ガスケットで修理するつもりでしたので、スズキさんの考えとも合致しますね

ちなみに、このオイルパンを止めてる外周のネジですが
おそらくネジロックのような青白い物が付いてました
エブリイのフライホイルを外した時にも、同じような感じでしたが

これはフライホイルの取り付けボルトになりますが
クランクに取り付けのメスネジが貫通穴という事でオイル漏れを止める物でした

この時はちょっとビックリしたのですが
フライホイルのネジは分解交換時交換部品になってます
これは新品のフライホイルのネジにはネジロックのような液体ガスケットのような物が塗られているネジだからという事だと思われます

このオイルパンの外周のネジにも同じような処理がされてる感じです
私的には、そこは要らないのではないか?と思いますが
いちお、外周のネジにもはネジロックを塗りました(笑)


ちょっと今回面白かったのは、へぇ~スズキさんはブロックとオイルパンを液ガスで止めるんだ~という感じです

ただ、今回に関してはオイルパンを洗浄してる時に気が付きましたけど、オイルパンがへこんでました
前記事のヘッドライトの記事の最期の写真がわかりやすいかと思います
この写真は、そのへこんだ部分に錆止めのためにシャシブラックを吹いてます

液体ガスケットの場合は、ゴムのようなパッキンとは違って柔軟性がありません
オイルパンを強打した時に、そのオイルパンの前方の部分が少し浮いて
そこから伝われたオイルが漏れていた感じです

しかしながら、ブロックとオイルパンを液体ガスケットで止めてしまう考えは
私のように何でも液体ガスケットで止めてしまうという考えに合致しますね
この重要な部分を液体ガスケットで止めていいのであれば
ドレインパッキンだって交換する必要性はありません、液体ガスケットで止めればいい訳です

ちなみに、私は30年以上ドレインパッキンを交換した事がありません
液体ガスケットで充分ですし、ネジロックのように緩み防止にもなります










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