HA23Vアルトのミッション載せ換え計画~バルクヘッドの穴開け(ヒーターコア脱着)動画入り

このHA23Vアルトのミッション載せ換え計画に最も気が乗らない作業になります
なぜか?と言いますと、単にバルクヘッドの穴開けのためには
エンジンを降ろすか?ダッシュボードを外すか?というような選択になります

ミッションを降ろす訳ですから、エンジンもかなり傾きますが
見た感じですと、ミッション降ろしても厳しいという判断でした
では、車内からですと、ヒーターコアが明らかに邪魔です


なぜ?NA車とターボ車でボディが違うのか?という疑問もありましたが
フロアのカーペットを外し、シフトケーブルが通る穴を確認しますと
バルクヘッドの断熱材にシフトケーブルが通るバッテンのような切込みがありまして

(ヒーターコア外した後の画像になります)

その中心にはポンチ後のような、いかにもここに穴開けするという物がありました


シフトケーブルのパッキンは真円ではありませんし2本のケーブルの穴なのですが
このバルクヘッドにケーブルを通すための穴径を考えますと、おそらくはφ50ミリという感じです
木工用のホールソーは安いのですが、鉄板に穴開けのためのホールソーは高価です
それでもAmazonで1000円ほどでありましたので購入しました
1回しか使わないと思われる工具なので、大金は払えませんけど

私の推測では、おそらくこのバルクヘッドの穴開けは、そのポンチ後の形状からしても
スズキのラインでは、このNAとターボ系の共通ボディの違いを
おそらくターボ系ボディは車内側からバルクヘッドに穴を開けているという判断です
まあ、その話はどうでもいいにして、ミッションの積換え時に穴開けするよりも
事前にこの作業を済ませておきたいというのが一番でした

一般的には、ヒーターコアを外す際には、ダッシュボードも外すのがセオリーです
ですが、このアルトもエアーバックが助手席にも付いてまして
ネットの情報からもダッシュボードを外さずにヒーターコアを外せるという事もありました
半信半疑ではありましたが、私自身もボルボV70のヒーターコアを単体で外した経験もあります
とにかく難しかったらダッシュボードを外すという選択肢もありますので
ヒーターコア脱着作業になりました

ですが、ヒータコアを外す事だけでもかなり強引でした
これは、まずエアコンと連結してるという事で、エアコンはあまり動かせません
これまでの競技車には、エアコンはありませんでしたので苦労ない話ですけど(笑)
さらにダッシュボード内にある横の補強パイプ、その正面に溶接されてるステーのようなものがヒーターコアの動きを制限されてます
後はヒータコアを外すだけという段階から外すだけで2時間くらい掛かりました


バルクヘッド穴開け作業は翌日に至りました
最も最初から3日掛けての作業のつもりではいましたけどね
バルクヘッドの穴開けはAmazonで購入した1000円ほどのホールソーでも簡単に穴が開きました


問題は強引ぎみに外したヒーターコアがおとなしく元も戻せるのか?という事でした
もちろん、ヒーターの配管を傷める訳にはいきません
強引ぎみに外した物は、素直に戻る訳がありませんよね?
何度もダッシュボードまで外した方がいいのではないか?とも思った事か・・・
でも、例えダッシュボードを外したとしても、エアコンと補強パイプ、およびヒーターの配管の位置関係から、それほど難易度は変わらないとも思えました

ヒーターコア取付けだけに4時間くらい掛かりましたかね?(^^ゞ
外す時間に対して、取付けは約倍の時間が掛かるというのは基本でもありますけど
もう一度ヒーターコア交換の作業をやる事があったとしたら、やはりこの手順でやるかと思います

バルクヘッドの穴開けの際のバリは車内側からはヤスリで削りました
最後にエンジンルーム側からホースの配管をした際に
気が付いたら血だらけでした
バルクヘッドの穴開けの際のバリで手の甲を切った事にしばらく気が付きませんで
バルクヘッドの穴の付近も血だらけになりました
困った事は、血痕ってパーツクリーナーでもあまり落ちません(^^;)
こんな血まみれになった整備も経験ありませんね
これを予測していた訳ではありませんが、この作業の腰が重かったのは
こんな事も含めての事ではありました

こちらも動画で編集しましたので、良かったらご覧ください
こんな知識を知りたいという人も、まず居ないとは思いますけどね(笑)



動画にもありませんが、エンジンルーム側からの穴の蓋がケーブルにありますが
その蓋を固定するネジ穴があります
ボディ側には何もありませんので、穴間約9センチのため、穴から2センチのところに2か所
下穴だけはドリルで開けました

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