HA23Vアルトの整備~ドライブシャフト交換

久しぶりのHA23Vアルトの整備の動画になりますが
私のHA23VアルトのミッションはLSD装着のためにターボ系のミッションに積み換えてます
このドライブシャフトもHA23VアルトのNAの5速の物ではありませんので
多少異なる部分もあるかと思いますが、ドライブシャフト交換としては
FFのHA22アルトワークスなどのターボ系の5MTの整備と見て頂ければと思います
動画で編集しましたので、動画以下のコメントはYouTube動画の字幕に入ってますので
動画をご覧ください


右ドライブシャフトのアウトボードからグリスが漏れたので予備のドライブシャフトに交換する事になりました
モータースポーツではイベント会場で交換する事もあるので、まずはハブナットを外します
エアーがあっても1/2のインパクトでは外れない事もよくあります
案の定、スピンナーでも外れなかったのでパイプ持って来ました
インパクトが最強だと思ってる人も多いですが、パイプの方がテコの原理でパワーは無限大?です
ハブナットを外してからリフトアップします
グリス漏れはブーツが切れたのではなく脇から漏ってました
FFのLSD装着車はこのアウトボードが破損しやすいのですが
ブーツが回りますので、前回整備した整備士の仕事が悪かったと思います
ドライブシャフトが破損しても帰れるように予備も買ってありますので、こちらに変えます
ストラットの場合はホンダよりもその他のメーカーの方が楽な事が多く、あと2本のネジを外せばハブから抜けます
その際、タイロッドを伸ばすためにハンドルを左一杯に切ります
あとはインボードをバールでこじればスプラインは大抵は抜けます
ドライブシャフトを抜く前に先に交換するドライブシャフトになりますが
スプラインとそのCリングにナチュラルグリスを塗っておきます
これはスプラインがスムーズに入るように、またCリングを中央に固定するため、またオイルシールを傷めないなどです
オイルが漏れる危険があるので、交換シーンの撮影は省略しますが
ℂリングは開いた部分を上向きでドライブシャフトをデフに挿します
外したドライブシャフトになりますが、予想以上にミッションオイルが漏れました
こちらも中古のシャフトなので念のため液体ガスケットを塗りました
赤なのでシャシブラックも吹きます
抜けたオイルの量からして足さないとなりませんが、スズキのミッションのプラグは10mm角です
生憎まだ持ってないですが、KTCの3/8のラチェットが一番シックリ来てます
ミッションオイルを補充して元に戻せばいいのですが・・・
実はこの予備のドライブシャフトのアウトボードは割れブーツで補修したものです
外径が大きくロアアームとの隙間がわずかです
ちなみに左のシャフトは結構余裕があります
以前にも当ガレージでスズキの軽で割れブーツがロアアームに接触した事もありました
タイヤを付けて接地すればクリアランスは広がるのですが、フルストロークの状態で接触してはバツですよね
私は割れブーツは信用してません、いずれこちらのドライブシャフトに戻す事になるかと思います

ここまで字幕で入ってますが、追記します

ターボ系の予備のドライブシャフトまで中古で購入しましたが
アウトボードブーツが割れブーツでしたので、今回交換した方を予備にしてました
動画の中でもあるように割れブーツがロアアームに接触する事例が過去にありました
ドライブシャフトのアウトボードのブーツの交換はこの作業以外に難しい部分も多々あります
割れブーツでの簡易的な補修でも、街乗りの車や車検に通すレベルではいいのかも知れませんけど
競技走行のようにフルストロークする可能性も無きにしも有らずです
寸法が変わらない割れブーツがあったとすれば、それでもいいのかも知れませんが
少なくてもスズキ車のこの系統の割れブーツは止めた方がいいと思います
この程度の作業でドライブシャフトは外せます
まあ、ここからアウトボードのブーツ交換には、結構メンドクサイ作業にはなりますけどね


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