マサダ製？ガレージジャッキのオーバーホール

長い時間を要しましたが、ガレージジャッキ復活しました！

以下のブログ記事の続きになりますが

https://g-safira.blogspot.com/2021/02/blog-post.html

一旦は諦めましたけど

実は、前回のオーバーホールではリリースバルブ付近の油圧部分のパッキンの交換でしたが

同じ事をしても変わらなかったのでシリンダーを分解する事にしたのですが

スナップリングを外し、そこにあるのはおそらくはオイルシールだろうと思って

シリンダーの内径とピストンの外径のオイルシールをネットで探しましたが

物の見事にジャッキ用のオイルシールが売られてました

これで安心してオイルシール（と思われた物）にドリルで穴を開けてビスで抜こうとしたのですが

厚みがあるので変だとは思いましたけど

この両脇にキズをあまり付けないために穴は３つにもなりました

苦労して抜いてみますと、それはオイルシールではありませんでした(^^ゞ

ナント、内外にОリングのカラーのような形をしたジャッキの部品でした

ここからのオイル漏れはなかったので、むしろ壊す事になってしまいました( ；∀；)

マサダからは補修部品は出ないと言われてましたので

さすがに30年以上も使えば、ここらで潮時だろうと処分する事も考えました

ただ、ゴミ箱にポイ出来るような物なら捨てていたでしょう

でも、私は元々が宝飾の細工職人でもあります

この自分のケツを自分で拭くような修理になりましたが

穴を開けてしまったジャッキの部品を修復する事にしました

ドリルの穴を針金を打ち込み、ロウ付けでその隙間を埋めて・・・

ピストンの先に付いてる注射器のピストンの先にあるようなパッキンがある

ネットでその構造やパッキンの種類まで調べたり勉強したりして

これに合うだろうというパッキンを探し当てました

もしかすると、研究とも言える無駄な時間を浪費するかも知れませんが

単に部品を交換するだけの整備に飽き足りてますので

メカニックとしてだけではなく、技術者としても挑戦した次第です

完璧とも言える修復したジャッキの部品のカラーになります

カラーという呼び方は適切ではないかも知れませんけど

この記事も動画で編集しましたので、以下の動画も平行してご覧ください

序盤はコンテンツにならないだろうと撮影を怠ってますが

一旦は諦めたジャッキの修理が確実になるにつれて動画が長くなりました（笑）

もちろん、私はジャッキの修理屋でも何でもありません

何回も経験してる事ではなく、初めての試みです

ただ、構造はショックアブソーバに近い物がありますので

全くの素人や、シュミレーションメカニックとは違うところではあるかと思います

実際に使用してみましたが、驚いたのはリリースバルブですね

今までは下がらないようにとしっかり締めてましたが

リリースバルブを軽く閉じる程度の力で下がって来ません

言い方を変えれば、新品に戻った感じです

その30年前の新品の感触も忘れていたという感じかと思います

このように、例えば自動車メーカーで補修部品がないとしても合う物を探す

無ければ修復すればいい、極端に言えば作ればいいという事も言えます

そこに金を払うのか？努力するのか？の違いかと思います

一番困るのは、金も出さずに努力もしない、安く済ませるだけの目的のために

極端に言えば、出来なければやってもらろうという考えで来られる事ですね